Papa's Spaghetti

パパのスパゲッティ

心が楽になるオススメの本7選 - 人生を変える言葉に出会う

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生きているといろんな悩みや不安が湧いてくる。

そんなときには、本に頼ろう。

しかし、自分が抱えた悩みや不安を人に打ち明けられるとは限らない。

そんなとき、孤独はさらに深いものとなってしまう。

僕は14歳のときからいくつかの精神疾患と共に日々を過ごしてきた。

周りに、心を開いて話せる相手はそう多くなかった。

だから、僕は本を頼ることにした。

14歳まで教科書すらまともに読んでいなかった僕が辛い現状をどうにか変えるためにもがきながら読んだ本を紹介したいと思う。

人生に悩んだときに読む価値がある7つの本

自分の中に毒を持て - 岡本太郎

 僕がこの本を手に取ったのは確か17歳くらいのときだ。

岡本太郎という名前にも馴染みがなかったが、『自分の中に毒を持て』というタイトルに惹かれて買った。

 そして、冒頭から大きな衝撃を受けた。

“人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。”

 この本は、始まりから終わりまで流れるように読める。

まるで、岡本太郎が目の前で情熱的に自分に語りかけてくれるような、不思議な感覚に取り憑かれる。

ぜひ、まだ読んだことがない方は一読してみてはどうだろうか。

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)

 

 

自分をいかして生きる - 西村 佳哲

 「仕事」に悩んでいる人がこんなに多いのはなぜだろう。

おそらく、仕事は自分のあり方に直接的に影響を与えるからであろう。

辛いと感じる仕事を我慢しながら続けていれば、精神はきっと穏やかではいられなくなる。

“自分が「いる」仕事をすること。それが、会社が働き甲斐のある会社に、人の集まりが関わり甲斐のある集まりに、今この瞬間が生き甲斐のある時間になる始まりなんじゃないかと思う。”

辛いと感じているあなたの仕事には、「自分がいる」だろうか。

自分をいかして生きる (ちくま文庫)

自分をいかして生きる (ちくま文庫)

 

 

 ひきこもれ - 吉本隆明

「ひきこもる」という行為がなぜこんなにネガティブに取られてしまうのか。

生きていれば、部屋に引きこもりたいという瞬間はいくらでもあるだろう。

しかし、メディアが作った"正しさ"を求めて無理やり外へ出てゆく。

しかし、もし「ひきこもる」という選択が自分の成長を助長する行為だとしたら?

 “世の中の職業の大部分は、ひきこもって仕事をするものや、一度はひきこもって技術や知識を身につけないと一人前になれない種類のものです。学者や物書き、芸術家だけではなく、職人さんや工場で働く人、設計をする人もそうですし、事務作業をする人や他人にものを教える人だってそうでしょう。ジャーナリズムに乗っかって大勢の前に出てくるような職業など、実はほとんどない、テレビのキャスターのような仕事をのほうが例外なのです。”

「ひきこもりたい」という衝動を自然と抑えてきたなら、この本は相当ショッキングなもになるはずです。

ひきこもれ―ひとりの時間をもつということ (だいわ文庫)

ひきこもれ―ひとりの時間をもつということ (だいわ文庫)

 

 

 こころの処方箋 - 河合隼雄

臨床心理学者の河合隼雄氏のエッセイ。

目次を眺めるだけでもなんだか面白い。

たとえば一番最初のエッセイは「人の心などわかるはずがない」というタイトルだ。

心理学者が"人の心なんてわからない"と言っているのだ。

ほかにも「マジメも休み休み言え」などユーモア豊かなエッセイが凝縮されている。

“「己を殺す」生き方の好きな方は、自分が殺したはずの部分が生殺しの状態で、うめき声をあげて近所迷惑を生じていないか、とか、自分の殺した部分が、思いがけずに生き返って、他人を殺すために活躍していないか、など考えてみることが必要であろう。”

本のタイトル通り、この本はこころの処方箋のようだ。

こころの処方箋 (新潮文庫)

こころの処方箋 (新潮文庫)

 

諦める力 - 為末大

人生が辛いのには必ず理由がある。

僕が思うに、その理由のひとつは「諦める力」が不足しているからではないだろうか。

僕はこの本を読んでそう思った。

世界陸上男子の400m障害の銅メダリストの為末大氏が自身の選手人生と照らし合わせながら、「諦める」という行為について語っている。

“人には、自分が今歩いている道の横に、並行して走っている人生が必ずある。たとえば僕には、アスリートという人生のほかにも、普通の企業に勤めるビジネスパーソンとして生きる人生もあっただろう。もちろん、ほかにもいろいろな可能性があったはずだ。まずは、今見えているのとは違う人生があることをわかっておくことだ。”

  あなたの「今の人生」のすぐ隣にも、違う人生があるはずだ。

諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉

諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉

 

 

仕事なんか生きがいにするな - 泉谷閑示

あなたは今の仕事を通して生き甲斐を感じているだろうか。

もし感じていないのであれば、それはなぜだろう。

あなたの仕事に対する姿勢が問題なのか。

この本には、あなたが仕事そして人生に感じている違和感や虚無感の理由が書かれている。

“このように、産業革命以来始まった大量生産というものは、人間の熟練や専門家によってなされていた「仕事」というものを、バラバラな断片に分業化された「労働」というものに貶めてしまったのです。さらに加えて言えば、現代の分業化による「労働」では本来「労働」で得られていたはずの生命の「至福と喜び」が得られないどころか、むしろ、虚無感や徒労感を生み出すものになってしまっていることも深刻な問題と言えるでしょう。”

 あなたが今の仕事を辛いと感じるには必ず理由があります。

 

カイン - 中島義道

不幸な人生を生きてきた著者が自分の弱さに悩む「T君」という青年と手紙を交わしてゆく。

自分の弱さに悩むT君というのは、すなわち読み手のあなただ。

僕が特に印象に残っているが「親を捨てる」という章。

“きみは親を傷つけずには、親を悲しませずには、親を裏切らずには、自分を救うことはできないんだよ。きみは自分を救わねばならない。きみは自分の人生を生きるべきであって、親のために生きてはならない。そのためには親に対する「思いやりの精神」を蹴っとばすことだ。どんな恩恵を被っていようとも、親を(精神的に)捨てることだ。”

そして、この章の最後にはこう書いてある。

“だから、自分が殺されてならないと思うんだったら、親を殺さねばならない。世の中きれいごとでは済まされないことがあるんだよ。”

この本を読むと、自分がいかに「生きる」そして「死ぬ」ということから目を覆って生きてきたか痛感させられる。

カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ (新潮文庫)

カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ (新潮文庫)

 

 

辛い時期に読んだ本は一生こころに残る

いかがだっただろうか。

読みたいと思える本には出会えただろうか。

今回紹介させてもらった7つの本は僕の辛い時期を支えてくれた。

精神的に辛い時期が続くと、気が狂いそうになってしまうと思う。

そんなときに、ひとつバイブルのような本を持っているといい。

僕にとって、それは岡本太郎氏の「自分の中に毒を持て」だ。

かれこれ5年ほど、辛くなっては読み返している。

辛いときにふと開く、あなたもそんな本は持っているだろうか。

もしまだ持っていなかったら、ぜひ探しにいこう。